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書籍「ファンベース」

ファンベース (ちくま新書)

ファンベース (ちくま新書)

プロダクト(モノやサービス)が長く売れ続けるために何をしたらいいか?というマーケティングの本。

これからの日本社会は

・人口減少 → 顧客自体の減少

・超高齢化、少子化、独身家庭の増加 → 新規獲得が難しくなる

という中で、プロダクトの”ファン”を積み上げていくことの重要性を説いている。

事例でもあるが、あるプロダクトは、ファン2割が売上の8割を作り出す(パレートの法則)ということもあり、コアとなるファンを育成することが重要になる。

更にコアのファンが重要になる背景には、以下がある。

・ネット普及により、情報量が増加し、各人へのリーチ手段が分散し届きにくいが、  (依然として重要だが、マス媒体を使った広告だけでは情報が届かないこともあるという背景)

類友(信頼する人、権威者、有名人、からおおすすめ(拡散に)信頼をおく傾向がある点

次にコアファンをどうやって作っていけばいいのか?というところは、本の中に事例などがあるので是非参考に。

事例の一つに「ファンと一緒にプロダクト自体を作っていくことでコアファンを取り込んでいくという試み」があるが、昨今の成功しているプロダクト(お菓子、カメラ、車、AKBなど)に共通した思想であることもわかった。

この本の感想なのですが、工場の生産性がAI+ロボットなどで更に加速的に良くなっていき、インターネット系のサービスなどは簡単につくれるようになってきていることからも、更にプロダクトは溢れていくので、プロダクトにしっかりコアなファンがつくようにしていく=生き残っていく上で本当に必要な差別化(小手先の機能の違いなどではないレベル)なのだと思いました。

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